国交省 WEB-P に、天井放射冷暖房パネルが登録
2015年 7月、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」が制定されました。建築物省 エネ法は、建築物の省エネ性能の向上を図るため、大規模非住宅建築物の省エネ基準適合義務等の規制措置と、誘導基準に 適合した建築物の容積率特例等の誘導措置を一体的に講じたものです。この建築物省エネ法に基づく省エネルギー基準(2016年基準)への適合性を判定するツールとして「 WEB-P(非住宅版)」を国交省が作成しており、このプログラムに4月から「天井放射冷暖房パネル」が登録されました(Ver.2.3)。
この背景には、天井放射冷暖房パネルが省エネ部材として注目されていること、2016年の放射(輻射)冷暖房協議会の発足 および天井放射冷暖房パネル性能試験規格書の制定があります。その WEB-Pの登録により、設計者が省エネ設備機器とし て天井放射冷暖房パネルを選択しやすくなり、輻射空調の普及の加速が期待されています。
省エネルギー基準に係る設備機器の性能確認書類
建築物省エネ法(2015年7月公布)、省エネルギー基準(2013年 1月公布)、 低炭素建築物の認定基準(2012年 12月公布)及び住宅性能表示制度等に利用される1 次エネルギー消費量計算に必要となる設備の性能値等の情報についてご覧いただけます。
弊社の天井放射冷暖房パネルは、「 性能試験規格書 ARCH 2017 CHTRS Ver.1 」に基づいて、性能試験をいたしました。
ARCH とは「 放射(輻射)冷暖房協議会( The Association of Radiant Cooling and Heating systems of Japan ) 」 の略称で、 我が国における放射(輻射)冷暖房システム利用環境を踏まえ、省エネルギー性等の性能を測定するための 技術的評価基準やその測定方法等の確立を図るとともに、当システムの有効性への認知やその普及を促進するための種々の 活動を行う団体です。